- 健康診断で高血糖と指摘された
- 近親者に糖尿病の既往歴がある人がいて不安がある
上記のようなお悩みがある方の血糖値について詳しくご紹介します。
血糖値とは
血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度のことを指すものです。糖分は食事から取り込まれ、腸で吸収されることによってエネルギーとなります。
インスリンは、高くなりすぎた血糖値を下げるホルモンです。糖尿病とは、インスリンの機能が低下したり分泌が少ない状態なので、高くなった血糖値を下げることができなくなってしまいます。血糖値が高い状態が続くのが糖尿病という病気であり、10年単位でその状態が続いてしまうと、脳や心臓・腎臓・神経・眼などといった様々な部分に障害が起こります。
血糖値が高くなる原因
インスリンが効きづらくなってくるとインスリン抵抗性と呼ばれる現象が起こり、血糖値が高い状態が続きます。
一般的には生活習慣の乱れが原因とされ、肥満や運動不足、過度のストレスが要因となっています。また、白米や麺類を食べることで、血糖値の急激な上昇を招きます。中には遺伝上の関係や病気でインスリンが分泌されない場合もあるため注意が必要です。ときの原因
血糖値が高い時の症状
血糖値が高いとは言っても一概に全員が体に異変を感じるわけではなく、そのため糖尿病の初期は自覚症状がほとんどありません。体に違和感がなければ受診することもなく、放置されがちです。10年ほど放置してしまうと血管や心臓、脳などに病気が出てしまいます。一度疾患が出たら、元に戻すことはできず、症状が出てから治療をしたとしても手遅れの場合があります。血糖値が異常なほど高くなってしまうと、以下のような症状が考えられます。
- 尿量の増加
- 頻尿
- のどが渇きやすくなる
- 脱水症状
- 体重減少 等
血糖値が300や400以上になることで上記のような症状が出る場合があり、意識障害を起こす可能性も出てきます。ひどくなると入院しなくてはならない場合もあるため、早めに医療機関の受診が必要です。
食前血糖値・食後血糖値とは
血糖値の測定をしたのが、食前なのか食後なのかという点が重要となってきます。
食前血糖値とは
食前血糖値とは、空腹の状態で測定するもので、一般的には食事をしてから10時間以上間隔を空けてから測定します。血糖値は最も低い値が測定され、診断や治療評価に活用されます。 110mg/dl以上で境界型、126mg/dl以上で糖尿病型となります。
食後血糖値とは
食事をして約2時間後に測定をするのが、食後血糖です。食事で糖分を補給することで、インスリンの働きを評価することができます。食前血糖値が良かったとしても、食後の測定で良くない結果が出た場合には注意しなければなりません。 140mg/dl以上で境界型、200mg/dl以上で糖尿病型となります。
血糖値が高い時に行う検査
血液検査・尿検査で以下のような項目をチェックします。
HOMA、Cペプチド
インスリンの効能や分泌能を確認するために必要な検査になります。
糖尿病の診療に注力している医療機関で実施されることが多いです。
抗体検査(抗GAD抗体など)
糖尿病には免疫の異常で発症するケースがあり、一度は測定が必要になります。
糖尿病の診療に注力している医療機関でよく行われます。
尿糖・尿蛋白
糖分の状態や腎臓の状態を評価するため尿検査の際に行われる検査です。
糖尿病や腎臓病の診療に注力している医療機関でよく行われます。
健康診断で糖尿病を指摘された方はお早めにご相談ください
糖尿病の可能性を指摘されたときには、放置することなく医療機関を受診しましょう。
症状が出始めてしまったら糖尿病がかなり進行しているということであり、そうなる前に治療を進める必要があります。早期治療ができれば、生活習慣の見直しはするものの、食事制限などもあまり必要ない場合があります。当院は糖尿病専門医も在籍しているため、お気軽にご相談ください。
糖尿病の事でお悩みならご相談ください!
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