ダイエット外来|大阪市北区の医療法人佐藤内科クリニック

ダイエット外来

ダイエット外来とは

ダイエット外来は、医師の管理のもとで科学的に減量を進めていく医療機関の専門外来です。見た目の変化を目的とした美容的なダイエットではなく、肥満に起因する生活習慣病の予防や改善を目的とした「医学的減量支援」を行います。食事指導、運動療法、必要に応じた内服薬の使用までを包括的に行い、安全で継続可能なダイエットをサポートします。

ダイエット外来の考え方

私たちの外来では、「体重が増えるのには理由がある」という考え方を大切にしています。単に食べ過ぎや運動不足という単純な原因だけではなく、体質、ホルモンバランス、ストレス、睡眠の質、さらには社会的な環境までもが影響しています。そのため、患者さま一人ひとりの背景を丁寧に把握した上で、無理のない継続的な治療を行うことが、成功の鍵になると考えています。

メタボリック症候群とは

内臓脂肪型肥満を基盤とし、高血圧・高血糖・脂質異常のいずれかを合併している状態が「メタボリック症候群」と呼ばれます。見た目の問題にとどまらず、将来の健康リスクが高まる状態として、医療の現場でも注目されています。

メタボリック症候群の原因

最大の要因は内臓脂肪の蓄積です。高カロリー食、運動不足、喫煙、睡眠不足、ストレスといった生活習慣の乱れが重なることで、内臓脂肪が徐々に蓄積し、やがて代謝機能に悪影響を及ぼします。また、加齢や遺伝的な体質も影響することがあり、誰にでも起こり得る状態です。

メタボリック症候群の原因

メタボリック症候群を放置すると、動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞、糖尿病、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群など、命にかかわる疾患に発展する可能性があります。症状が乏しいまま進行することが多いため、「少し太ってきた」「健診で注意された」段階での早期対応が、将来的な健康維持につながります。

当院のダイエット外来

当院は、糖尿病内科として多くの患者さまの診療に携わってきた実績を活かし、医学的根拠に基づいた減量治療を行っています。糖尿病の専門医が在籍し、患者さまの状態を総合的に判断しながら治療計画を立ててまいります。また、管理栄養士も在籍しており、無理のない食事内容の提案や、日々の食生活に合わせた現実的なアドバイスを行います。ただ痩せることを目指すのではなく、「健康的に痩せる」「将来病気を予防する」という観点から、多職種連携による支援を行っています。
さらに、当院は一般内科としての機能も備えており、高血圧や脂質異常症、睡眠障害などの併発疾患にも幅広く対応が可能です。これにより、単に減量を目的とした治療ではなく、「総合的な健康管理」を視野に入れたアプローチが可能となっています。

従来の肥満外来との違い

これまでの肥満治療は、食事制限や運動療法を中心に、患者の自己努力に大きく依存してきました。しかし、生活習慣の見直しは言葉で言うほど簡単ではなく、リバウンドを繰り返してしまう方も少なくありません。また、肥満そのものを“自己責任”と捉える傾向が強く、継続的なサポートを得られず孤立してしまうケースもあります。こうした課題に対して、医学的な視点から包括的に支援するのが、現代のダイエット外来です。

ダイエット外来の流れ

ダイエット外来の治療は以下のような流れで行います。

初診・カウンセリング

初めてのご来院では、まず現在の体調や体重の推移、過去のダイエット経験、食事内容、運動習慣、睡眠、ストレスなどを丁寧に伺います。問診票やカウンセリングを通じて、減量を希望される理由やお悩みを明確にし、患者さま一人ひとりの背景やライフスタイルを把握します。必要に応じて、血液検査や体組成計による測定も行い、体の状態を医学的に把握します。

治療方針の決定

初診時の評価結果をもとに、患者さまにとって最適な治療方針をご提案します。体重だけでなく、血糖値や脂質、肝機能、ホルモンバランスなどのデータを考慮しながら、治療の目的や目標体重、目標期間を一緒に設定します。必要であればGLP-1受容体作動薬などの内服治療を組み合わせるかどうかも、この段階でご相談いたします。すべての治療は医師と相談しながら無理のない範囲で決定しますので、安心して取り組んでいただけます。

生活習慣の改善指導・投薬

治療が始まると、管理栄養士による食事指導や、日常生活に取り入れやすい運動のアドバイスを定期的に行います。日々の小さな変化が長期的な成果につながるため、厳しい制限ではなく、「続けられる内容」を重視しています。必要に応じてマンジャロやリベルサスなどの内服薬を併用し、過剰な食欲を抑えたり、血糖やホルモンのバランスを整えたりと、医学的なサポートを加えていきます。薬物療法を行う場合は、副作用やリスクについても事前にしっかりとご説明し、体調に合わせて慎重に使用を調整します。

メンテナンス

一定の減量目標に達したあとは、リバウンドを防ぐためのメンテナンス期間に入ります。この段階では、生活習慣がどれだけ身についたかを確認しながら、サポートの頻度を調整していきます。通院の間隔を少しずつ空け、必要に応じてリバウンド予防のための軽い投薬やアドバイスを継続します。体重が元に戻ってしまわないよう、患者さま自身が生活をコントロールできる状態を目指し、無理なく健康を維持できる状態を長く続けていけるようお手伝いします。

ダイエット外来の料金

診察料 初診:¥2,200
再診:¥1,100
取扱処方薬 マンジャロ2.5mg 4本(4週間分):¥19,800
マンジャロ5mg 4本 (4週間分):¥40,000
リベルサス3mg 30錠(1ヶ月分):¥7,700

マンジャロについて

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、 GLP-1受容体作動薬の一種で、週に1回の注射により、血糖値のコントロールと食欲の抑制、満腹感の維持などの作用が期待されます。糖尿病治療薬として開発された薬剤ですが、体重減少効果が高く、肥満症の治療にも活用されています。

食事量の自然な制限を促す作用があり、「食べたい気持ちを抑えられない」と悩む方には、治療の選択肢となり得ます。ただし、全ての方に適応されるわけではなく、医師の診察と血液検査の結果をもとに、安全性と有効性を慎重に判断したうえで処方します。

マンジャロの主なリスクと副作用

主な副作用として、吐き気や下痢、便秘、食欲不振などの胃腸症状が挙げられます。まれに低血糖や膵炎、胆石などのリスクも報告されており、使用中は定期的な経過観察が必要です。副作用が強く現れた場合は、すぐに医師にご相談ください。

リベルサスについて

リベルサス(一般名:セマグルチド)は、 GLP-1受容体作動薬としては世界初の経口薬で、毎日 1回の服用によって食欲を抑制し、血糖値の改善や体重の減少をサポートします。内服薬であるため注射が苦手な方にも適しており、日常生活に取り入れやすいのが特徴です。

糖尿病のある方はもちろん、生活習慣の見直しだけでは十分な効果が得られない場合に、医師の判断により肥満症の治療として使用されることもあります。

リベルサスの主なリスクと副作用

リベルサスもまた、吐き気、下痢、便秘、倦怠感などの副作用が出ることがあります。また、膵炎や腎機能障害のリスクもごく稀に報告されているため、定期的な検査を受けながら安全に使用することが求められます。症状の変化に気づいた際は、医師へすぐにお知らせください。

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