インフルエンザウイルス|大阪市北区の医療法人佐藤内科クリニック

インフルエンザウイルス

このような症状の方は要注意

  • 38度以上の高熱
  • 寒気が続く
  • 頭痛や咳が続く
  • 筋肉痛、関節痛
  • 全身倦怠感
  • 鼻水・鼻が垂れる
  • のどの痛み
  • 胸の痛み

など

上記の症状がある方は、インフルエンザを発症している可能性がございます。
最近、新型コロナウイルス感染症が話題でインフルエンザの存在が薄れがちですが、実は、インフルエンザも年間3000人程度の死者が出る怖いウイルスです。また、インフルエンザは感染力が強いウイルスです。ご自身が大丈夫でも家族に移ってしまい重症化する可能性もございます。インフルエンザの発症が確認されたら無理をせずに発熱専門外来を行っている当院をご受診ください。

インフルエンザの恐ろしさ

インフルエンザの症状は、免疫機構の働きが正常であれば1週間程度で治りますが、呼吸器、心臓などに慢性の病気を持つ人やご高齢の方は重症化しやすく、最悪の場合は死に至ることもあります。
インフルエンザが重症化すると、気管支炎や肺炎を併発します。小児では、「中耳炎」や「熱性けいれん」、そして非常に危険な状態ともいえる「急性脳症」などに至る可能性もございます。インフルエンザはただの風邪だと高を括っていると重症化して死に至る場合もございますのでご注意ください。

重症化リスクが高い方

  • 高齢者
  • 幼児
  • 妊娠中の女性
  • 持病のある方
  • 喘息のある人
  • 慢性呼吸器疾患(COPD)
  • 慢性心疾患のある人
  • 糖尿病など代謝性疾患のある人

など

上記に該当する方は重症化リスクが高い方になりますので、風邪症状が発症したら無理をせず医療機関を受診してください。

インフルエンザの歴史

直近ではCOVIT-19がパンデミック(感染が世界的に大流行すること)として注目されておりますが、パンデミックの始まりはインフルエンザです。 インフルエンザウイルスの歴史は長く、過去、インフルエンザウイルスによってたくさんの生命が奪われてきました。 インフルエンザウイルスはもともと野生の水鳥や渡り鳥が保有しているものとされております。そうした水鳥や渡り鳥が放出する糞にはインフルエンザウイルスが含まれるため、水辺に放たれた糞からウイルスは他の水鳥や渡り鳥に広がっていきました。そして、このウイルスが家畜として飼っている鳥類や豚などに感染し、動物種の間で感染を起こして変異を繰り返しながら、時に人に感染しやすいウイルスとなってインフルエンザの流行を引き起こしています。

インフルエンザのパンデミック発生を科学的に証明したのは1900年頃からで最初のパンデミックは1918年∼1919年に大流行した「スペイン風邪」です。スペイン風邪の猛威はすさまじく、第一次世界大戦終戦のきっかけとも言われているほどです。当時、世界各地で多くの死者を出し、全世界で推計2000〜5000万人、一説では1億人以上が死亡したとも言われています。日本では1918年11月から1921年7月までの3年間で、感染者数は約2300万人、死者は約38万人との記録が残されています。今でこそ、インフルエンザの薬や予防接種が充実していますが、インフルエンザウイルスは、ウイルスの構造の変化、変異を繰り返しながら、季節性インフルエンザとして、時に新型のインフルエンザとして人類の脅威となっています。

インフルエンザの治療方法

一般療法

普段、健康な方で、症状が軽い場合は一般療法(生活療法)で対処します。 安静にして睡眠を充分にとり、脱水症状を防ぐために水分補給を適宜行ってください。

対症療法

インフルエンザの症状に対して治療を行う方法です。例えば、発熱・咳・痰・倦怠感などの各症状に対してピンポイントに効く薬を服用して療養していきます。服用する薬でお悩みの方はお近くの医療機関を受診し適切な薬を服用しましょう。

抗ウイルス療法

インフルエンザウイルスが増殖するのを抑える治療法です。
抗インフルエンザ薬は通常、発熱後2日以内に使用します。
効果としては、発熱期間を24時間ほど短縮する効果があったり、完治の期間も早まるため周りにうつしにくくなったりします。
抗インフルエンザ薬の種類は5種類あり、患者の症状や体重などに併せて適切な処方をいたします。

抗インフルエンザ薬の種類
  • 粉(タミフル 体重が37.5kg未満の人)
  • カプセル(タミフル 体重が37.5kg以上の人)
  • 錠剤(ゾフルーザ)
  • 吸入(リレンザ・イナビル)
  • 点滴(ラピアクタ)

「インフルエンザかな?」と思ったら

もし、急に38度以上の発熱が出て、咳やのどの痛み、全身の倦怠感を伴うなどインフルエンザが疑われる症状が出た場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
医療機関受診の目安は下記をご参照ください。

下記症状がある場合はすぐに医療機関を受診しましょう

  • けいれんしたり呼びかけにこたえない
  • 呼吸が速い、または息切れがある
  • 呼吸困難、苦しそう
  • 顔色が悪い
  • おう吐や下痢が続いている
  • 症状が長引いて悪化してきた
  • 胸の痛みが続いている

土日に発症したが医療機関が空いておらず受診するのに困っている方や平日に医療機関を探しても発熱・感冒症状は受け入れられないと言われて受診する医療機関を探している方はぜひ、佐藤内科クリニックをご受診ください。佐藤内科クリニックでは月曜日から日曜日まで発熱外来を行っております。詳しくは下記のページをご参照ください。

【発熱外来の詳細はこちら】

また、発熱外来受診をご希望の方はwebより予約をいただき案内がありましたらご来院いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

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