過敏性腸症候群

過敏性腸症候群

腹痛にともなって下痢や便秘などを起こし、排便によって解消するなどの慢性症状があって、大腸粘膜に炎症などの病変がない疾患です。炎症など器質的な原因ではなく、蠕動運動などの機能的な原因から発症すると考えられています。腸の機能をコントロールしている自律神経はストレスなどの影響を受けやすいため、発症にストレスが大きな影響を与えます。そのため、緊張などによって症状が起こることがよくあります。
通勤や通学、会議、面接、テストなどの緊張により症状を起こすことがあり、日常生活に大きな支障を及ぼす可能性がありますが、適切な治療で改善できますので、お悩みがありましたらご相談ください。

過敏性腸症候群の症状と分類

症状
  • 1週間以上、下痢の状態が続く
  • 1週間以上、便秘の状態が続く
  • 1週間以上、便秘の状態が続く
  • 睡眠中は症状が起こらない

分類

症状の現れ方によって、下痢型、便秘型、下痢と便秘を繰り返す交互型に大きく分けられます。発症頻度は低いのですが、膨満感やガスなどの症状が現れるタイプもあります。
下痢型は急激な腹痛をきっかけに水のような激しい下痢を起こし、排便後は症状が解消します。1日に数回、こうした症状が現れることもあります。
便秘型は週に3回以下の排便回数で排便時には腹痛を生じます。かなり強くいきまないと排便できず、ウサギの糞のようにコロコロと小さい便しか出ないこともあります。排便後も残便感があります。 交互型は、便秘と下痢を数日ごとに繰り返すタイプです。

原因

はっきりとした原因はわかっていませんが、食べ物、腸内細菌、ストレス、遺伝、粘膜の異常などが複雑に影響していると考えられています。消化器官のコントロールは自律神経が行っており、蠕動運動といった腸の機能も自律神経の影響を受けます。たとえば、蠕動運動が過剰になると下痢に、不足すると便秘になります。こうしたことから、自律神経のバランスの乱れが発症に大きくかかわっていると考えられています。

検査

大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)過敏性腸症候群の主な症状には、下痢・便秘といった便通異常と腹痛があります。こうした症状は、難病指定されている潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性疾患、大腸ポリープや大腸がんなどの幅広い大腸疾患でも生じることがあります。症状だけで診断することは不可能であり、正確な診断には大腸カメラ検査が欠かせません。当院では専門医が高度な内視鏡システムを使って、痛みや不快感のない無痛の大腸カメラ検査を行っています。

治療

下痢型・便秘型・交互型に合わせた治療を行います。その際には、症状の強さ、ライフスタイルなども考慮した処方を心がけています。QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を守るためには、患者様とのコミュニケーションが重要になってきます。治療方針をしっかり説明して、患者様ができるだけ快適に日常生活を送れるようにサポートしています。

予防法

ストレスを上手に解消

ストレスが発症のきっかけになりやすいため、ストレスをできるだけ上手に解消することが重要です。睡眠時間をしっかり確保して、できるだけ毎日バスタブに浸かって体を芯まで温めましょう。枕などの寝具を変えることで深い睡眠をとれるようになることもあります。短時間でも趣味に没頭する時間やのんびりする時間を作り、オンとオフをしっかり切り替えた生活を心がけてください。

規則正しい生活リズム

生活リズムを整えると自律神経のバランスも整ってきて、腸の機能も正常になっていきます。毎朝決まった時間に起き、毎日3食をしっかりとりましょう。

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