発熱した際の対応

何度からが発熱?

何度からが発熱?体温は人それぞれの上、同じ人でも一日のうちに0.5℃から1℃程度は上下します。そのためはっきり何℃以上であれば熱があるとは言えません。
一般的に平熱から0.5から0.6℃程度体温が上がった場合、普段と体調が異なると感じる人が多いという報告もあります。日本人の平均体温はおよそ36.9℃とされていますので、感染症法では37.5℃以上を発熱とし、さらに体調が明らかに悪いと感じる人が多い1.0℃以上の上昇を踏まえて、38.0℃以上を高熱と定義しています。
ただし、これはあくまで目安の数値ですから、普段の体温より明らかに上昇していて、体調の変化を感じる、または何らかの症状を感じるような場合には当院までご相談ください。

体温計を使うときの注意点

体温は一般的には腋の下で計測することが多いと思います。近年の体温計はほとんどが電子式で、多くは1分で予測計測、10分で実体温という設定になっているケースが多いようです。その場合、通常は予測計測で十分ですが、測るたびに異なることが無いよう、安静時に一定の方法で行うようにするのが良いでしょう。
腋の下は中央の一番くぼんでいる部分の体温が一番高く、周辺になると低くなります。常にこの中央に計測部が当たるよう腋を少しゆるめ、斜め下から体温計を当てて腋をしっかりと締めて計測することで位置が一定になります。

発熱したらどうしたらいいの?

風邪などからくる発熱は、身体に入った細菌やウイルスなどの異物を排除しようと抗体が闘っているため起こります。そのため、安易に解熱剤をすぐ使うことをせず、体力を消耗してしまわないように安静にして、しばらく様子を見ましょう。
発熱によって発汗がある場合、脱水を起こさない様にしっかりと水分補給を行いましょう。また食欲がない場合でもおかゆやスープなど、消化が良いものを食べさせて経過観察をしましょう。経過観察の際は、毎日数回、同じような時間に体温を計測し、記録しておくことも大切です。
もし、風邪などの症状の他に倦怠感や味覚に異常を感じるなどの場合は、新型コロナウイルス感染症の可能性もあります。学校やお勤め先は休みをとり、かかりつけ医や地域の相談センターに連絡をとった上で受診するようにしましょう。
また、持病等のある方、高齢の方などは重症化リスクが高いため、風邪の症状のみでも受診することをお勧めします。

発熱の際は事前予約をすること

発熱した場合、新型コロナウイルス感染症のおそれもあります。必ずかかりつけ医や相談センター、地域の発熱外来などで事前に相談、予約をした上で受診してください。受診の際は、マスク着用の上、手の消毒、咳エチケットなど、感染予防対策をしっかりと行ってください。

子どもが発熱したときの対応

生後3か月以上経過したお子様の場合、夜中に熱を出したからといって、あわてて受診したり、解熱剤を使ったりする必要はありません。冷静に対応し、経過しっかり見守ってあげましょう。

3か月未満の場合

ただし、3か月未満のお子様が高熱(38.0℃以上)を発した場合には、何らかの重篤な疾患を発症している可能性があります。その場合、容態が急変するケースがありますので、すみやかに医療機関を受診してください。

受診する目安

お子様が突然発熱した際は

  • 意識レベルが低下していないか
  • けいれんを起こしていないか
  • 顔色が悪くなっていないか

の3点について、まずは確認してください。

熱で苦しそうにはしているけれども、意識レベルが保たれていて、しっかりと受け答えができ、けいれんなどの症状がない状態で、顔色も多少赤くなっている程度であれば、すぐに医療機関を受診する必要はないでしょう。まずは安静にして、熱が高いようであれば額、首筋、腋の下などを冷やして、水分もしっかり補給するなど、ご自宅でケアをしてあげましょう。
それに対し

  • 呼びかけても反応が無い、反応が鈍い
  • 顔色が青かったりどす黒くなったりしていて、唇が紫色になっている
  • けいれんをおこしている

といった馬合は、すぐに医療機関を受診してください。